沖縄の『就職・転職・移住』事情色々。

県外の会社から移住でin沖縄。移住して感じる事や、思った事をいろいろ書いていこうと思いま。

沖縄への転職で失敗しないために。(沖縄企業の人事が気にするコト)

どうも。

今回は、沖縄の企業が県外の人(沖縄県出身者以外の人)を採用する際に悩んでいるネタを書こうと思います。

 

※この例はどちらかというと一般的なホワイトカラー企業のケースですのであしからず。

 

 

■県外の人を採用したいと沖縄の人事が思う理由について

これは一概に言えませんが、こういった例が多いです。

 

①単純に仕事の能力が高い

②沖縄にはない事業や事例がない場合に、それが出来る人が欲しい

 

①単純に仕事の能力が高い

→これは賛否両論あるので、少し補足するとやはり沖縄の場合、沖縄の経済は沖縄で回っている事があり、ビジネススキルやレベルは、東京・大阪・名古屋などの都市圏で競争にさらされまくっている方からするとゆるく感じる事があります。

※当然、本土人と沖縄の人の価値観が違うのでうまくいかないケースもありますが・・・

 

但し単純な適性テストや筆記(地頭力)などの試験を行った場合、県外からの方が優秀だったりする事が多々あります。※普通の学力や論理・読解・理解などの問題の場合

 

後は沖縄の人の履歴書や職務経歴書の書き方が粗すぎて、判断ができない事や、非正規雇用などが多く、職務経歴書の書くレベルが低すぎて判断できないなどのケースがあり、書類選考の時点で県外の転職方法を理解している方の方が書類選考等を突破しやすいなどが多いです。やはり痛感するのが沖縄には「キャリアアップしていく」という価値観が薄く、どうしても自分の表現がうまくできないケースも多いのが現実です。

 

また非正規雇用や単純労働集約的な仕事も多く、さらに離職率も高い(新卒3年3割ではなく沖縄では新卒3年5割です。)ので、そういった意味では県外人の方が、アドバンテージがある事も多いです。

②沖縄にはない事業や事例がない場合に、それが出来る人が欲しい

またこれは産業構成や島嶼県であるが故に、ない仕事も多い(詳しくは以下のエントリーを参照)ので、単純にその人材が即戦力で欲しいという事も上げられます。

 

沖縄の企業特徴や「沖縄にない」仕事について - 沖縄での『就職・転職・移住・働く』事情いろいろ。

 

 ■県外の人を採用したい思ってもうまくいかない理由について

人事が嘆く、うまく採用できない理由は大体以下の3つです。

 

①年収が折り合わない

②本当に沖縄仕事がしたいと思っているか

③家族の説得

 

①年収が折り合わない

47都道府県最高の最低賃金の島ですので、当然、年収が折り合いません。

※マネジメント以上や外資系・本土企業の沖縄支店などは別ですが・・・

 

最低でも7-8割、また5割ぐらい年収が下がる事を覚悟してもらわなければいけません。

人事側としても優秀だから、その人をどれだけ採用したいと思っても、年収で600万、800万、1000万はまず払えません。。

 

理由は単純で、他の職員との差別になるからです。

県外で優秀だからといって、沖縄の人の年収の倍は払えません。現場から紛糾の怒りが聞こえてきそうですので・・・そういった兼ね合いもあるので、高年収過ぎる人ほど、難しいのが現状です。冒頭にも書きましたが、部長級や支社長級などは別ですが・・・

 

②本当に沖縄仕事がしたいと思っているか

またここもキーポイントなのですが、「本当に沖縄で仕事がしたいと思っているか?」、これ結構大事です。

 

よくある県外からの志望者の志望動機は以下です。

・沖縄が好きでいつかは住みたいと思っていたから

・海が大好きで、沖縄が好きで

・余生は沖縄で妻とのんびり

 

大体、これNGです。沖縄が好きでというのが沖縄県民にとってはありがたいですが、採用担当は「うちの会社で働いて欲しい・成果を出して欲しい」というのが当たり前のホンネなので、ダイビングをしたいから沖縄で移住で来られても困るわけです。

要は「ちゃんと仕事しに来てね。」って事です。

 

その質問がないケースは以下です。

Uターン者(元々沖縄出身者)や奥さんが沖縄の人で沖縄に戻りたいと言われた(しまないちゃー)、沖縄に親戚がいて、沖縄に恋人・配偶者がいてなどの理由があれば、この人は沖縄にちゃんと来てくれて、永住してくれそうだという認識になります。

 

風邪のうわさですが移住者の3割は1年以内で、3年以内で5割くらい沖縄から出ていくという様な認識もあったりするので、「沖縄が好きでよしとして、沖縄で働きたい理由」をしっかりと人事側が納得できるレベルで話す事が大事ですね。

 

③家族の説得

沖縄に移住・転職したい方の、高いハードルが家族や配偶者の説得です。

やはり沖縄という地域は独特の文化がある島なので、この家族を説得するという事も大事ですね。

 

 

年収・志望動機・身辺整理など、考える事はありますが、、、

沖縄にきて感じる事は、都市部の様に仕事至上主義の生き方ではなく、少し人間的な?生活もできる事はたしかです。

 

競争・資本主義とは一種、違う、家族・友人・恋人など人を大切に生きる事ができるという感じでしょうか。

 

少しでもみなさまのお役に立てればです。では、また次回。