沖縄の『就職・転職・移住』事情色々。

県外の会社から移住でin沖縄。移住して感じる事や、思った事をいろいろ書いていこうと思いま。

沖縄で就職したい新卒の人へ。旅行で来るのと住むのは違ってこと。

沖縄で就職する。

 

そう、そんなオキナワンドリームを実現したい方へのメッセージ。

 

旅行で沖縄に来て、沖縄の海や文化や人に触れて、

 

「沖縄に住・み・た・い!!」

 

と思ってしまった貴方。

旅行で来る沖縄と住む沖縄の違いをしっかりと抑えて、覚悟をもってきてほしいので、書き起こそうと思います。

 

①そもそも沖縄の事知ってる?

修学旅行、観光旅行などで沖縄を訪れ、こんなとこで住めるといいな~

「海が好き」

「沖縄の文化が好き」

「沖縄にいる人が好き」

 

と、こんな理由で沖縄に住みたいと思う人は多いかもしれません。

たしかに日本で唯一の亜熱帯気候県で独特の気候、文化を持つ沖縄。

調べればいくらでも出てきますが、ほんの40年前くらいまえで日本じゃないですからね。米国です。そしてその前は薩摩に責められ、日本になる前は、琉球王国ですからね。そもそも日本じゃないんですよ。小さな島国なので、中国と日本とかに挟まれながら、国として生き残るために貿易国として色々と苦労してみたいです。詳しくはテンペスト?(仲間由紀恵がでている)を見てみると面白いかもしれません。

BS時代劇「テンペスト」 | NHKドラマ

 という事でそもそも日本文化とは違うという事を知っておいてほしいなと思います。

→ちょっと琉球史は勉強しておくとよいかもしれません。

琉球王国の成り立ちや特に戦前・戦後史あたりは特に「沖縄の視点」で読み解いていくと、おばぁやおじぃの言っている、基地反対の意味がわかります。

「ひめゆりの塔」や「嘉手納基地の展望台」、「辺野古の座り込み」などいろいろ、見てみましょう。

②価値観違うよ。

都市部でバリバリ仕事していた、超仕事至上主義的な生活をしていた私です。「仕事以外に大事なものある?」という変な社畜教にまで伝染していた私ですが、沖縄に来て、「お、なるほど、仕事以外に大事なもんをあるのか。」という事が、わかりました。

つまり、「ぬちどぅ宝」じゃないですが、「仕事よりも大事なこと」があるんだなーと思いました。当然なんですけどね。

 

家族・友人などの人との繋がりを非常に大事にする人たち。

人として当たり前の事を本当に当たり前にやってますね。

良い意味では「本当に人との繋がりを大事にし、人と関わる事に重きを置いている島」って感じ出すね。

 

例えば、清明祭(シーミー)、迎え日(ウンケー)からの旧盆や正月の親せき周りなどなど、親族で集まる機会が非常に多く、とにもかくにも人と関わる機会が多くあります。ご存知の通り、本当に結婚式には300人とかざらにきますからね。とにかくお祝い事は盛大に、人を大事にって感じです。

 

また仕事の転職なんかもまだまだ人づて(コネ)、格好よくいえばリファラル採用しまくってます。「親戚同士の集まりなんかで、あいつ仕事辞めたっていえば、あの叔父さんとこで働け~」なんて話もいまだにあるぐらいなので。

③賃金。

 H28年10月1日時点で最低自給714円です。※ちなみに東京は932円です。

 これがすべてを物語ってます。賃金の違いは覚悟しておいてください。

大体、大卒初任給で15-17万円程度。これにかかる費用で必要なのが車の維持費です。

沖縄の公共交通はモノレールありますが、まだまだ全部のエリアを網羅できていません。バスもありますが、本数の関係や、バスは入り組みすぎてもはやどこ行きかわかりません。よって車が必要です。一人1台ね。

 

大体一人ぐらいの那覇の賃料が3-4万円くらい。

光熱費で1万

通信費で1万

車維持費で1万(ガソリン代?)

で、大体7万くらい。

ここに食費や交際費、日用品費、人によっては奨学金の返済(月2-4万?)がかかりますね。

ある程度、収支はイメージしておきましょう。ホテルなどの企業や一部の大手は社宅や寮があります。その分、安くなったりしますけどね。

 

賃金が低いのはわかっても、特に生活費のイメージがないとじり貧になるので、

収入が高い企業に入るのか、それとも支出を下げるのか、ここは考えておきましょう。

④沖縄での就活

□就職ナビについて

リクナビやマイナビはもちろんですが、沖縄の求人情報は外に出ていきません。

地元の就職ナビを活用しましょう。大きく分けて以下の2社あれば十分かと。

大手が多い

沖縄県の学生向け就職情報サイトの決定版! | タイムス就職ナビ

社数が多い

ジョーナビ新卒|沖縄で就活!新卒学生の就活情報サイト

 

選考は主に沖縄で行われます。一部の銀行や電力会社などは、東京・大阪で最近、実施しているようです。が、沖縄に行かねばなりませんので、渡航費などは事前にためておきましょう。※安いのは完全にLCCですよ~。早割りで購入は日程がわからないので難しいと思います。

 

□服装について

かりゆしウェアという、沖縄独自のフォーマル衣装があります。※簡単にいうとアロハシャツ。

が、最近リクルートかりゆしという、就活性向けのものも出ていますが、まだ無難にスーツで良いかと思います。

 

⑤面接で聞かれる事

沖縄出身でなく、縁もゆかりも、沖縄にない人の場合は、「何故、沖縄なのか」、「沖縄の中で何故わが社なのか」は徹底的に聞かれます。理由は明確で、「沖縄が好き」理由の人が入社しても離職する確率が高かったりすることがあり、それを危惧しています。特に観光でくる沖縄と住む沖縄(地方独特の慣習や人付き合い)にうまく適合できず、孤独になり1年以内で戻っちゃうないちゃー(内地の人)が多いからです。

 

「沖縄が好き」はきっかけで、沖縄で住む覚悟(腹を据えていること)と、その中でこの企業で頑張りたい理由(志望理由は明確に)をしっかりと話せる事が重要です。

 

沖縄の企業は沖縄に住みたい人を求めているのではなく、

うちの企業で活躍できる人を求めている訳なので。

⑥まとめ:好きならば貫きとおせ

と、いろいろ弊害はあったりしますが、沖縄ライフは楽しいですね。仕事もプライベートも充実。丁度、良いくらいのサイズの島(車で1週4時間くらい)で気候も雨は結構多いですが、あったかくてね~

住めば都ですが、当然、いろいろ文化ギャップで悩んだり、人間関係の難しさを知ったり、とあります。まーでも移住者もたくさんいるので、その辺は飲み屋に行って先人の知恵を借りましょう。

 

沖縄に来たい!という想いをしっかりと覚悟(働くときと一緒ですね)して、繰れば、究極は全く問題ですね。と最後は投げ出して終わりたいと思います~

 

また次回。