みなさま
ご無沙汰です。
今年の就職ランキングが発表されました。
という所で少し考察してみたいと思います。
が、ちょっとだけ前提。
求人情報誌を発行するラジカル沖縄(那覇市)は15日までに、2018年春卒業予定の学生を対象にした就職志望ランキングをまとめた。県内流通大手のサンエーが男女ともに高い人気を集めて5年連続の1位となった。2位に沖縄銀行、3位に琉球銀行、4位に沖縄海邦銀行と地銀3行が名を連ね、金融業界の人気の高さを見せた。5位には沖縄セルラー電話がランクインした。上位5社は昨年と同じだった。
調査は10日に開かれたラジカル沖縄主催の合同説明会「ルーキーナビ2018」で大学生、短大生、専門学校生を対象に行い、514人から回答を得た。
出展:琉球新報 2017年3月16日 10:15
→514人だけなのと、単発でのイベントでの集計なので実際はどうなのかはわかりませんがね。
順位は以下の通り。
■1位:サンエー
サンエーが1位。たしかに地場本社企業としては、最強の地位なのでね。
わかると思いますが、流通業が1位というのが全国の就職ランキングと比較すると沖縄らしいですね。全国だとメガバンクや総合商社やJTB、ANAなんかがでてくるんですけどね~
他の地銀を抑えての1位は正直凄いですね。沖縄県民でサンエー知らない人なんかはいないですし、デートも買い物も休日はサンエーなんてくらいですからね。
後は大学生でアルバイトしている人も多いので、「知名度が圧倒的高い・知っている仕事(アルバイトしているから)・大手ってイメージで、まわりに行っても理解がはやい」こんな事から、票数が集まったのでは。と思います。
また沖縄の人口増や消費の好調もがっちり吸収う。スーパー事業の見らなず、コンビニ(ローソン)との相乗効果も相まって、手堅く、昨年度は最高益も叩き出してますからね~。18年の浦添の大型出店は協業先のパルコのノウハウもあるのでこう御期待という感じですね。
■2位:沖縄銀行 3位:琉球銀行 4位:沖縄海邦銀行
琉球銀行を抑えての1位。そこまで見ているのが別として琉球銀行と比較すると財務体質が良好。貸出預金シェアは琉球銀行に劣るものの攻めの姿勢は崩さず、という所でしょうか。
対する琉球銀行は貸出、預金シェアトップ、また最近ではミニ店舗やローンセンターなどチャネルを増やしている戦略で。トップとしての地位を保っている感じですね。
3地銀が順当に来ている感じです。
そして特に3位の沖縄海邦銀行については松山の新本社ができてCMなどのPRも功を奏している感じはしますね。沖銀、琉銀と比較して事業戦略やポジショニングが違う中で持ち味を出している気もします。
前回のエントリでも3行については比較してみているので是非、参考にしてみてください。
【沖縄金融機関研究】沖縄の地銀、3行を比較してみた。(琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行) - 沖縄の『就職・転職・移住』事情いろいろ。
■5位:沖縄セルラー
県内シェア5割。携帯と言ったら、auというぐらい圧倒的なセルラー。。。
但し1-4位の企業と比べ、採用数が1ケタというところがランキング得票数で伸び悩んでいるところでしょうかね。。。
携帯電話の販売台数よりも最近はタブレットの販売が好調。
またキャリアは安定しているが長年の課題であった固定回線も堅調に推移している模様で。ますます景気はいいんじゃないでしょうか。
その他、6-20位までは、いつもながら通りという感じですが・・・
40→8位まで伸ばした「ANA沖縄空港」は伸びすぎですね。
さすがのANAバリューなのか、グループ効果や一時期のプロモーションなどのCMも功を奏しているという感じでしょうか。
意外な順位としては、オリオンビール(沖縄以外で一番有名な沖縄企業)の順位が低い事や、沖縄電力(沖縄で一番安定かつ高収入企業)が下位である事がちょっと意外です。。。採用ハードルが高いので、最初から投票していないのかなーなんで事も考えられますね。
内地のランキングと比べるとない業種や沖縄ならではと考えるられるのは・・・
・メーカーが入ってこない
・何故か流通が1位
・商社や建設などがない
などなどやはり、BtoC(知っている企業)の中で、流通関連が多い気がしますね。
20位以内にサンエー・イオン琉球・金秀グループと3社も入っているという・・・
まーあくまでランキングなのでね。
ランキング以外の良い企業もたくさんあるんですけどね・・・
それではまた次回。